<< November 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

ソラリス (スタニスワフ・レム コレクション)
ソラリス (スタニスワフ・レム コレクション) (JUGEMレビュー »)
スタニスワフ レム
国書刊行会のスタニスワフ・レム-コレクション第1弾。大傑作『ソラリスの陽のもとに』で省略された箇所も洩らさず収録。白系で統一されたインテリアのオブジェとして書棚に収めておきたい丁寧な造本が光る。
 (JUGEMレビュー »)

マニアックな解説はForestに譲るとして、前置詞の概念解説などの見える化がすばらしい。
ニンテンドーDS Lite ジェットブラック
ニンテンドーDS Lite ジェットブラック (JUGEMレビュー »)

ゲームどころか、楽しく学習もできちゃう。すごいね。
総合英語Forest
総合英語Forest (JUGEMレビュー »)
墺 タカユキ,石黒 昭博
ガイドてがかりにページさ迷い、呼吸してるうちに身につく思考法。まさに文法の森。深すぎ。
浄土
浄土 (JUGEMレビュー »)
町田 康
手にしただけ、目にしただけでたいへんなことになる活字というものがある。本書がそれである。メイビー。書店で笑いをこらえてる顔を見せたくないクールなあなたには、取り寄せをおすすめいたします。ぷっぷ。
DURALEX プリズム 275cc 6個セット
DURALEX プリズム 275cc 6個セット (JUGEMレビュー »)

何の変哲もないタンブラーにみえて、熱湯OK。そして何より割れないときた。ペリエサイズというのもをかしい。
Kollaps
Kollaps (JUGEMレビュー »)
Einsturzende Neubauten
現状崩壊を告発する都市のバーバリアンブルース。構築的確信が単なるジャンキーの遠吠えとは一線を画す。
プログラミング言語C
プログラミング言語C (JUGEMレビュー »)
B.W.カーニハン, D.M.リッチー, 石田 晴久
Cプログラム創始者の考え方が載っている良書。目をとおしておくべき。
文学の記号学―コレージュ・ド・フランス開講講義
文学の記号学―コレージュ・ド・フランス開講講義 (JUGEMレビュー »)
ロラン バルト, Roland Barthes, 花輪 光
言語の権力というテーマから講義はスタート、バルトの提示してきた様々な概念が立ち現われるにつれて、自身の思想と立場がホログラフ的に浮かび上がる。いつになく難解さが少ないが、絶妙なまでに何も言っていないような感じもする。これこそ文学の手口である。
シュルレアリスムとは何か
シュルレアリスムとは何か (JUGEMレビュー »)
巌谷 国士
巌谷氏が主にシュルレアリスムの思想と運動について語った講義録の文書化。シュルレアリスム-メルヘン-ユートピアの三部構成で、フランス語の微妙なニュアンスを交えた流れるような解説がやさしい。1章のテーマは自動書記,2章はおとぎ話と森,3章はユートピアと迷宮のコントラストから文明批評まで飛び出す。図版,人名も充実。
<< マーク・E・エバハート『ものが壊れるわけ』 | main | 中井英夫『虚無への供物』 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
E.T.A.ホフマン『黄金の壺』

E.T.A.ホフマン 『黄金の壺』

神品芳夫=訳 / 1974 / 岩波文庫



『黄金の壺』はホフマン失職中に書かれた。けれど単なる暇つぶし、あるいは過去の失恋のショックを癒すために書かれただけの代物ではない。魔法使いのおばあさんが竜の羽根+砂糖大根の恋愛で生じた!? など、ホフマンの実体験が凝結し幾何学に近づいた[詩]としても傑作だが、会心の作と称しただけあって、現実/幻想を入れ子状に交配させ、緊密な二重性を冷静に構築している。


大学生アンゼルムスははじめから[詩]の世界をめざしていたわけではない。むしろ漠然と法曹界のトップを夢見ていた、ただの[大学生]_何にでもなれるけれど何者でもない地点にあった。(おとぎ話によくある"変身"の要素。)


けれど[蛇]に恋して以来、詩の世界に目ざめてしまうので、市民的出世の幸福or詩人として自然に帰依する法悦との"which?"にはまり込み、どうにもならずもがく。その葛藤は自動人形のダンスのように戯画化されているけれど、高等裁判官と作家と音楽家を兼業していたというホフマンの生活の嗜好の反映と見ることもできる。ゴーチェが『吸血女の恋』で描いた二重世界も、これと同じことを言っている感じ。


詩の生命感覚を求めて幻想世界に迷い込む人間は"狂気"あるいは"倒錯"とみなされがちな風潮。けれど出世主義,権威崇拝や名誉,平穏な日常を求めることは倒錯ではないのか。その源泉は同じところにあるのではないか。現実の世界と幻想の世界が入り交じっている二重構成のように見えるが、【どちらにせよ結局たいした違いはない。個人的な[現実]か、幾多の人々と共有する[現実]か。そのどちらを真に[現実]と設定するかの違いでしかない。】とでも言いたげな感じもする。


"天才/狂気は紙一重"を感じさせる点で『黄金の壺』は『砂男』とかぶる。ただし『砂男』はメルヒェン調、『黄金の壺』は寓話的な仕上がりだ。『砂男』主人公が単に狂気な不幸者かわいそうで終わったのに対し、『黄金の壺』の主人公アンゼルムスはホフマンの筆によって救いが与えられている。あやしげな術で人を惑わせる錬金術師コッペリアや自動人形といった奇怪なオブジェはもう登場してこない。アンゼルムスは太陽と月の結婚を果たし、世のスタンダードを放擲して幸せな状態を摑んだ、とされている。


火の精リントホルストの三人の娘は、人間の目には緑色の蛇の姿となって現れる。俗世を捨て自然の奇跡を信ずる青年三人が三人の娘と結ばれれば、娘たちは蛇身を脱することができる...おとぎ話は"3"という数を重視する。『三匹の子豚』『三度目の正直』.....ちょっと話はズレるけれど、『パリスの審判』は三人の女神から一番美しい者を選ぶというものだった。



ホフマンの面白いところは「親愛なる読者よ!」と幕間にちょっと顔を出してくる所。茶目っ気か、サービス精神とでもいうべきか?とりあえず書きながらにして読んでいる[誰か]を意識している感じはある。筆者→読者へのダイレクトな語り掛けや状況の説明が物語りのテンポに切れ目を入れ新たな流れを生じさせる原動力となり、さらにその裂け目も巻き取ってしまう。


| 夢幻 | 20:03 | comments(2) | trackbacks(1) |
スポンサーサイト
| - | 20:03 | - | - |
最近ちょっと読みサボり気味ですが...やがて、あるいはそのうちのぞいてみてください。。。
| pusai | 2005/06/03 12:45 PM |
はじめまして。
トラバさせていただきました。
好きな本の記事が多いのでまた遊びに来させてもらいます。
よろしくです。
| 草子 | 2005/06/01 4:58 PM |









http://pusai.jugem.cc/trackback/134
黄金の壺 ホフマン
ブローティガンの「芝生の復讐」を750円(何度でも「!」)で見つけて以来、すっかりお気に入りとなった古本屋さんでまたしても。今度は残念ながらブローティガンではないけれど、ホフマンの岩波文庫版「黄金の壺」を100円で見つけてしまった。ホフマンの本は児童文学系
| カウガール疾走 | 2005/06/01 4:57 PM |

ARCHIVE
CATEGORY
NEW ENTRIES
COMMENTS
TRACKBACK
LINK
OTHERS
PROFILE